前職は人事の仕事をしていたのですが、家庭の状況が変わったため退職。その後、転職活動中に「ウィックカレッジ」の求人を見つけ、4年かけて生活訓練と就労移行を支援するという取り組みに興味を持ったので応募しました。福祉業界での経験はありませんでしたが、外部研修を受講しに行くほか、施設長からの指導を受けて一つずつ仕事を覚えていきました。

利用者様に対しては、どんな事でも相談してもらえる信頼関係を築けるように「心の距離感」を大切にしています。一緒に働くスタッフに対しても同様に心の距離感を意識して、お互い何でも話し合って相談できる関係であるよう心がけています。

また、現在「ウィックカレッジ」では4名のスタッフが活躍しているのですが、そのうち3名が未経験からの入社です。様々な特性を持った利用者様がいるため、経験があっても分からない事が多いですし、この仕事で大切なのは経験の有無よりも「利用者様とどう接するか」を考えられる姿勢ではないかと考えています。新人さんもそれを意識して仕事に取り組んでもらえればと思っています。

利用者様の成長を近くで感じられるのは、やはり大きなやりがいですね。前まで出来なかった事が出来るようになったり「ありがとう」とお礼の言葉をもらえたりするのは、働く上での喜びになっています。異なる特性を持った利用者様に向けてカリキュラムを作成する時は大変に感じますが、そんな時はスタッフ同士で相談し合って乗り越えているので、風通しが良くあたたかい雰囲気も魅力の一つだと思います。

以前は人事の仕事をしていましたが、主に給与関係の業務を担当していたため、コミュニケーションを取る事があまりありませんでした。ですので、この仕事を始めてからコミュニケーション能力がついたと感じています。また、外部講師による心理学の授業が受けられるので、今まで関わってこなかった分野の学びを得られています。日々、成長と学びを得る事で自己肯定感が高まって心の成長を感じていますね。

職場の雰囲気はあたたかく馴染みやすい環境のため、新人さんも安心して仕事を始められる環境だと思います。スタッフは明るく、物事を前向きに考えられるタイプの人が多いので、そんな仲間達と一緒に成長したい方、失敗を恥ずかしいと思わず様々な事にチャレンジしたいと考えている方に向いている仕事です。利用者様とのコミュニケーションを経て、自分自身の自己肯定感も高めていきたい、という方にぜひ来ていただきたいと考えています。